この冬、昨年の夏に引き続いて、京都市観光協会さんと、JR西日本さんの企画
京のたしなみ体験講座の講師をさせていただきました。
お世話になっている上羽絵惣さんの工房見学と、2階をかりての講座で、
和紙と顔料を使用して、想いを伝える封筒とカードを彩るという
「京のたしなみ」ということで、何をしようかと考えていた時に
頭に浮かんだのは和歌でした。
京に都があった、平安時代の貴族達は、
四季の移り変わりで感動したことや、相手への想い(恋心)などを和歌という
自分なりの言葉で表現していました。
(これが私にとっては〜のように思うとか 自分なりの想いを歌にしていますよね。
その表現が巧みであるほど異性にモテるという状況があったからかもしれないけど、、)
今は、情報や写真、物があふれて、集中して何かに想いをはせて、伝える表現する、
そういう時間が重要視されなくなっている気がして
美しい顔料による色彩を使って「自分だけの想いを表わしてみる」ことを、
封筒、カード、というツールを使って完成させる という内容を考えました。
毎回最後にみなさんの作品を記念撮影していました。
2時間あっという間だった、、楽しかった、予想外の物ができて面白かった
お店がみれて、きれいな絵の具を使えて嬉しかった
というご感想を多くいただきました。
生き生きした表情で講座を終える方が多く、自分も達成感がありました。
参加してくださった各地の皆様、興味を持ってお問い合わせくださった方々も
ありがとうございました。
上羽絵惣のみなさん、職人さん、JR西日本のみなさん、京都市観光協会のみなさん
北林さん、素敵な機会をありがとうございました。