楽しみにしていた祇園祭り、でも都合が重なり
鉾を見逃し、来年に期待をかけていた所、
兄や生粋の京都の方から還幸祭というものがすごい
という話を聞いていってきました。
以下その感想メモ
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地元の成人男性のありったけのパワーをこめて、
威勢のよいかけ声とともに、
担がれ、生き物のようにシャンシャンと動いてきた神輿は、
神社の治まるべきところへきれいに3台並べられていて、
全く違う静かで、神々しい気をはなっていた。
夜の0時をまわり
一斉に消えた提灯
しずまり帰ったとした空気。
神霊を本殿へお返しする儀式がはじまった。
真っ暗の中
神主さんの声が静かにひびく、
ゆっくりとした足音、
時折2拍手、鈴の音がなり、足下を照らす光がぽわっと浮かぶ
夏の夜の空気の中、
動から静へ、そして無へ
そこから黒くひろい空間へと
広がる感じを味わった。
頭からトーンと何かが貫かれている感覚。
明かりがついて
雅楽の生演奏がはじまり、
昔の時代の帽子をかぶった神社の方が
次々と神様のお供えものを持って、
お礼の挨拶の儀式のようなものが行われ、
終了となった。
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地元を守ろうとするお祭りって本当に力強い。
真っ暗になった時に感じた、
すっと何かに貫かれたような感覚を忘れたくなくてかきました。
素敵なものをみせてもらって、京都全体に
感謝の夜でした。