錦市場でのライブペインティングが終りました。
市場は道幅3m、約400mの長さの通りに130軒ほどのお店が長くつらなっているので、
今回は、横に長く続く一枚絵を描きました。
連なるお店を見ながら歩く人々、お客さんをひきつける店の人の声、
暖かい食べ物、生もの、漬け物、人々の香りと熱気、そして、
所々に、京都のお土産ものや、工芸品などの物とが
まじりあったカオスの地でした。
良質の水が湧くことで知られる 錦天満宮のマークが入った提灯からはじまり、
楕円の桶や ザルに並べられた食品類や、目に飛び込んでくる様々な商品と熱気が、
400年の歴史をもつ市場の中を、流れて行くイメージです。
3日間で、2m70cmほどになりました。
絵巻物のようにしたいので、書やハンコを加えて完成とさせたいと
考えています。
足を止めてくれた方の中で、
「内藤さんにとって、錦はこんな風に見えるのですね、おもしろい」
といってくれた女性2人組がいました。
「テレビとか観ないでしょ?」と言われて、「持ってません」
と答えると、「やっぱりー!」といわれました。
テレビ観ないとそうなるのでしょうか。
錦は活気があると同時に、当たり前だけど、現実が沢山詰まっている場所でした。
その中に身を置いて、改めて自分が
非現実的かもしれない美を描きたいのだと思いました。
お店のお手伝いを含め、
色々と学んだイベントでした。
工芸繊維大学、中野ゼミのみなさん、
錦市場のみなさん、
mihoプロジェクトのみなさん、フォトグラファーの桑原さん、
お店にきてくださった方々ありがとうございました。
今回お会いできた方々とも、
またよきご縁として繫がれるように祈りつつ、
また気持ちを整えて、次へむかいます/